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今がその時だ!

 筋肉はどんなに年をとってからでも鍛えられます。40代から筋トレをはじめても、決して遅くありません。むしろ、40代の”そろそろ筋力の衰えを自覚し始めた頃”のほうが向いているという考え方もできます。筋肉は鍛えれば鍛えた分だけ”効果”という返事を返してくれます。だから、少し衰えてきたくらいのほうが、より回復効果を実感できるのです。
 ただし、やみくもに筋肉を鍛えるというやり方では、その効果も半減してしまうもの。筋肉という器官は、どこをどう鍛えるかによって、どんな力を発揮できるかがさまざまに変わってきます。ですから、自分がいったいどんな体の動きをスムーズに行いたいのかをよく考えて、効率的にトレーニングしていくべきなのです。

『40歳から始める 一生衰えない筋肉の作り方』
有賀誠司

-タイチーめも-

青年期(35歳くらいまで)は「熟睡期」といい、健康に対しまったく無関心な時期。(´∀`)
中年期(35〜50歳くらい)は「覚醒期」といい、倦怠感、不定愁訴などで、体に少し関心を持ち始める。(`・ω・´)
老年期(49〜59歳以上)は「発奮期」といい、危機感を感じて「やろう!」と一生懸命取り組む。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

「早く取り組んでおけばよかった…」と思っても後の祭り。

今がその時だ! と、早め早めに準備できるようにしたいものですね。(^ω^)

40歳から始める一生衰えない筋肉のつくり方

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著者:有賀誠司
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「筋トレ?」「動トレ?」「太極拳?」

 一般的に行われている「筋トレ」が筋肉の「部位」を鍛えるトレーニングであるというのに対して、「動トレ」は筋肉の「動き」を鍛えるトレーニングと言うことができるでしょう。
 すなわち、一方は「部位」、一方は「動き」、と鍛える目的が異なるため、それぞれに質の違った効果が得られるトレーニングなのです。ですから、どんな力を引き出したいのかによって、どちらかのトレーニングを単独で行なってもよいですし、2つを並行して行なってもよいでしょう。
 また、もう1つ、「動トレ」には、これまでの「筋トレ」では十分に効果が得られなかった、大きな特徴があります。それは、「脳に正しい動きのプログラムを作る」ことができるという点です。これにより、体中に張り巡らされた神経系の動きを改善したり、体の機能を効率良く使うことができるようになったりし、最小限の無駄のない動きで、最大のパフォーマンスを発揮できるようになるのです。

『40歳から始める 一生衰えない筋肉の作り方』
有賀誠司 p47

-タイチーめも-
「陳式太極拳は動トレ!」

陳式太極拳には、動トレに属する練習方法が多いです。

もちろん、いわゆる筋トレ的な練習も豊富にありますが、太極拳は神経系の動きを重視するので、メインの練習は動トレであるといえるでしょう。

はるか昔から、こういった練習方法が確立されてたいことにも驚きですが、こうやって最新のスポーツ研究から理論的な解説を受けるような時代が来るとは・・・、胸が熱くなりますね。(^ω^)

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そのまま今を認める、のが良いとは限らない

 人間の体には怠け癖があり、必要最小限の筋肉で動こうとする傾向があります。このため、運動不足や悪い姿勢といった習慣が長年積み重なると、以前はできていた動作が行えなくなったり、間違った動作がしみついてしまったりするのです。。つまり、体が筋肉の正しい動かし方を忘れてしまっているわけですね。低い段差でつまづいたり、肩が上がらなくなったり、子どもの運動会で走って転んだりするのも、その一例。そして、とくに40歳を超えた人に、こうした傾向が顕著に現れてくるというわけです。「動トレ」を通して、正しい筋肉の動かし方を繰り返し鍛えていくことで、、このような肉体の衰えは解消されやすくなります。そして、間違った動きによって筋肉が身代わりになってしまう、「代償動作」が改善されていくでしょう。また、姿勢が正しくなって、それによりさまざまな不調も改善されやすくなります。
 つまり、「動トレ」を行なっていくことで、筋肉が”本来あるべき姿”に立ち返っていくのです。いわば、これまでに間違った動きや働きをしていた筋肉を一度きれいにリセットして、筋の通った動き方を一から叩きこんでいくようなものとイメージしてもらえばいいでしょう。

『40歳から始める 一生衰えない筋肉の作り方』
有賀誠司

-タイチーめも-
陳氏太極拳によらず、中国武術は「力(チカラ)」と「勁(けい)」という表現で、間違った動き・働きによる「チカラ」と、あるべき動きを学習した動き・働きによる「使える力」を区別してきました。

正しい姿勢への要求と、正しい動きへの要求がそれぞれにあり、何度も何度も型を通してそれを学習していきます。

伝統の学習方法と、現代の学習方法が繋がっています。(^ω^)

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