スポーツでも、パフォーマンスに関連するどんな活動においても、優秀であるためには、パフォーマンスの前も、最中も、そしてその後も注意が散漫になることに抵抗しなくてはならない。
この注意散漫は、自己の中に内在するものかもしれない。例えば恐れや不安、あるいは自己不信の苦しみなど。または自己の外に存在するもので、自分を取り巻く騒雑な環境等かもしれない。
精神を平静に保ち、まさに今この瞬間に留まって、注意をそらさないようにできるのなら、禅の指導者たちがいう「心猿」もしくは雑念を経験することに抵抗していることになる
『「ゾーン」はここだ!』
マイケル・ラーデン
-タイチーめも-
注意が散漫になることに抵抗しなければならない
陳氏太極拳や、それに付随する気功の教えの中には、心を平静に保ち、雑念に抵抗するための教えがいくつかあります。
「慧剣斬心魔」や、「文息法」「武息法」などです。
武術は対している相手に集中しながら。「八方眼」とも言って周囲に隙なく、気(と目)を配らなくてはいけません。
しかし、それは注意力が散漫になっているのではなく、また雑念(恐怖や不安)などに心を囚われないようにしなければなりません。
気功も意外と、面白いものですよ。(^ω^)
ちなみに、中国武術なので「ゾーンに入る」という言い方はしませんが、太極拳や気功の練習中は「感じるがそれを認識せず」や「時間の流れを感じなく、ただ自分と相手のみしかいない空間」などを経験したりすることもあります。
しかし、それが「結果」なのか「過程」なのかは、本人と師父のみ知る、というやつですね〜。(^ω^)
私がサッカーをどんどん好きになれた理由は、ズバリ、基礎を繰り返し磨いたからだと思います。そのポイントは、子供の頃に所属したクラブが、基礎を習得する練習自体をゲーム感覚でやらせてくれたことなのかな、と思います。
私達がクラブで取り組んだのは、「世界一周ゲーム」です。ボールを地面に落とさずに蹴り続ける「リフティング」の技を1つ修得する度に、手持ちのすごろくのようなカードを1マスずつ、塗りつぶしていくんです。マスを塗るのと同時に、コーチはチョコレートや肉まんを、クリアした子にくれるんです。
私はご褒美ほしさに、どんどん技を覚えました。チョコレートぐらいなら自分のお小遣いで買おうと思えば買えたんです。それでも、サッカーで褒められて、おやつももらえるなんて、2倍嬉しいですからね。私はまんまと、のめり込みました(笑)。
『夢をかなえる。』
澤 穂希
-タイチーめも-
好きこそものの上手なれ、という言葉があります。
特に子供の頃にはこういった「遊び心」が大事ですね。
大人になっても、苦しい練習を「楽しむ」ことが出来れば、ひょっとしたら夢中で練習できちゃいますよね。(^ω^)
「苦錬」とか「苦行」とかは、周りの人が見てると苦しいだけで、本人はむしろ楽しいのです。\(^o^)/
武術は熱湯のようなもの、熱を加えないと、すぐにただの水になってしまいます。
基礎を徹底的に、しかもいつも練り続けるには、楽しむ心こそが重要ですね、(^ω^)
一般的に行われている「筋トレ」が筋肉の「部位」を鍛えるトレーニングであるというのに対して、「動トレ」は筋肉の「動き」を鍛えるトレーニングと言うことができるでしょう。
すなわち、一方は「部位」、一方は「動き」、と鍛える目的が異なるため、それぞれに質の違った効果が得られるトレーニングなのです。ですから、どんな力を引き出したいのかによって、どちらかのトレーニングを単独で行なってもよいですし、2つを並行して行なってもよいでしょう。
また、もう1つ、「動トレ」には、これまでの「筋トレ」では十分に効果が得られなかった、大きな特徴があります。それは、「脳に正しい動きのプログラムを作る」ことができるという点です。これにより、体中に張り巡らされた神経系の動きを改善したり、体の機能を効率良く使うことができるようになったりし、最小限の無駄のない動きで、最大のパフォーマンスを発揮できるようになるのです。
『40歳から始める 一生衰えない筋肉の作り方』
有賀誠司 p47
-タイチーめも-
「陳式太極拳は動トレ!」
陳式太極拳には、動トレに属する練習方法が多いです。
もちろん、いわゆる筋トレ的な練習も豊富にありますが、太極拳は神経系の動きを重視するので、メインの練習は動トレであるといえるでしょう。
はるか昔から、こういった練習方法が確立されてたいことにも驚きですが、こうやって最新のスポーツ研究から理論的な解説を受けるような時代が来るとは・・・、胸が熱くなりますね。(^ω^)
おはタイチーございます。 今日も良い1日でありますように!\(^o^)/