サービスは第一攻撃球だ。

出典元：中国卓球の秘密（監修：偉関晴光　卓球王国）より

　日本であれば、初心者に最初はフォア打ちやバックを教えるだろうが、中国では「まずサービスをしっかり出せるようになりなさい」と教える。それだけ中国ではサービスを重要視している。サービスは中国で「発球（ファーチウ）と言う。コレはスタートするためのボール、言い換えれば一球目のボールという意味がある。
　ここに中国卓球の合理的な考えの原点がある。つまり、卓球におけるサービスは「奉仕（サービスする）球」ではなく、攻撃の一球目＝「第一攻撃球」であるという意識。そして、卓球の中で唯一相手の影響を受けない、自分が作り出せるボールであるという意識を持つことが大切なのだ。

－タイチーめも－
「自分が作り出せる、最初の一歩」

機に臨み、変に応じる。
環境や相手の出方を伺い、それに対して適切な手を打つのはとても良いことです。

が、心が「待ち」の態勢に入ってしまうといけません。
太極拳を始めとした武術の本質の一つは「いかに目の前の敵を早く倒すか」です。

いくら優れた防御法でも相手のペースで出さされたものでは、どんどん向こうに乗ぜられ、いつかは遅れを取ります。

己を捨てて人に従う（捨己從人）という口訣の解説にもなっていくのですが、長くなるのでそこはまた授業で聞いてください。(^ω^)

武術にかぎらず、どんなことでも最初の一歩は「人に言われたから」とか「周りの状況で仕方なく」とか「なんとなく」ではなく、自分の意志で、自分の描いたように展開してみましょう。

「唯一、他の影響を受けない、自分自身が作り出せる一歩」で踏み出すようにしたいですね！＼(＾o＾)／

▲中国卓球の秘密（監修：偉関晴光　卓球王国）より