ジュニア選手に指導するとき、よく言うことがあります。「二度同じことを言われても新鮮に聞けるようになれ！」。たとえばテニスプレイヤーとして世界に出るには、「早く構える」ことが大事です。とても大切なことなので、何度も言い聞かせます。このとき、「早く構えることは大事なことだ」と毎回、新鮮な気持ちで耳を傾けることができれば成長できます。
テニスだけではなく、人が成長するために大切なことは、それほど多くありません。親、上司、先輩、同僚などから何度も同じことを言われる機会があるでしょう。そのとき、「そんなことわかってるから、何度も同じことを言うなよ」と思ってしまったら、せっかくの成長できるチャンスを逃すことになります。新鮮に聞くためには素直さが最も大切です。素直さがあれば、同じことを言われたときに、「できていないんだ」と自分をしっかり振り返ることができると思います。
『人生を変える修造思考！』
松岡 修造
－タイチーめも－
言葉は同じでも状況が違うことを意識する
私の師、陳正雷師父に指導を受けるときにかぎらず、どんな人からの指導の時も、毎回新鮮な気持ちで指導を受けています。
自分だけの心がけかと思っていましたが、修造さんと同じ考えだったんですねぇ。(^ω^)
伝統武術の「伝統」は伝えるとこと、と、その道すじのことです。
最も大事なことは、誰から、「どのように」習ったのか、ということです。
初めてそれに触れるが如く、素直さ・謙虚さを以って教えを請えば、必ず成長することができるでしょう！＼(＾o＾)／
人生を変える修造思考！ |