タグ別アーカイブ: 拳諺

タイガー・ウッズのパットのトランス状態がゾーンである

 ゾーンとは、「今ここのこの瞬間」のことであり、他の場所や心配事ではないのである。他人が何と思うかを心配したり、自分のパフォーマンスを常に他人と比較して評価するような精神はゾーンを封鎖することになる。
 この、他人との関係の中で自分を判断するという比較過程は「活力」の流れを遮断し、ゾーンはずーっと消えていく。
 私は選手たちに好んでいうことは、「目標が高ければ高いほど、動機はより純粋でなければならない」。
 そして実際にパフォーマンスと動機のつながりは、自分の活力の「差し込み口」を見つけるための、そしてゾーンに留まるための重要な要因となる。

『「ゾーン」はここだ!』
マイケル・ラーデン

-タイチーめも-
今ここ、以外は幻想

武術家にとって「今ここ、この瞬間」以外はすべて幻想です。
今まさに、刀が頭上に打ち下ろされるとき、「あの時もっと修行しておけばよかった」とかいっても後の祭りです。(^ω^)

そこまで極端なことでなくとも、現実の生活にも「たら・れば」はありません。
健康は待ったなし、です。

常に時間は戻らず、空間は歪曲されません。
過去は変えることができず、未来はまだ来ません。

今ここ、の刹那刹那を大事に生きることが重要かもしれませんね。(^ω^)

「ゾーン」はここだ!

「ゾーン」はここだ!
著者:マイケル・ラーデン
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迷った時には

 幸せではないと思う、イライラしてしまう、そう思ってしまうのは自分の中で何をしていいのか、何を目指すべきなのか分かっていないことが大きな原因です。僕にもそういうことがあります。生き生きと輝くためには、まず目指すべきものを探すことから始まります。
 ただ、正直に言えば、他人は何が答えかは分かりません。数学なら答えが出るでしょう。1+1=2のように、絶対的な答えを誰でも出せます。でも、その人の中から出てくる迷いや悩みの答えを、他の人が出すことはできません。
 本人がどうしたいのか、本当のところ他人には分からないからです。そんなときに、「なぜ?」「どうして?」と自分に問いかけていくと、必ず自分の中に答えが出ます。間違いなく出ます。そうやって質問を重ねていくと、実はたいした問題ではないこともよくあります。

『松岡修造の人生を強く生きる83の言葉』
松岡 修造

-タイチーめも-
「答えは自分の中に全部ある」

まず最初に大事なのは、自分の主人は自分であること。
つまり自分の一番のファン、しかも大ファンは自分自身であることをしっかりと知ることが大事なんではないでしょうか。

陳氏太極拳には「理が不明なら明師にたずね、道に迷ったら良き友を訪ねよ」という拳諺(武術のことわざ)がありますが、これはあくまでも「志を持った」自分がしっかりとある人向けの言葉です。

しっかり自分自身と向い合って、一体何をしたいのか、どうありたいのかを見つめることは非常に重要です。

そうしたことを続けていると、自分の目指したいものが「志」として現れてくるように思います。(^ω^)

松岡修造の人生を強く生きる83の言葉

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終わるまで終わりではない

 戦いの真っ最中にどのような感情を経験しようとも、その感情は調整できるものであり、興奮しすぎないことがベストなのだと理解することが重要である。
 元大リーガーのヨギ・ベラが言うように、「終わるまで終わりではない」。勝つ前に勝つことを考えているのなら、禅の言葉を思い出すとよい。「勝利は我を思わぬものに与えられる」。
 禅の指導者である鈴木俊隆は、過度の喜びを求めないことが必要だといっている。もしそれができるのなら「冷静沈着な落ち着き」を手に入れることができるだろうといっている。
 わかりやすくいえば、これは「人生の転換となるかもしれないほどの素晴らしいことを今にもやり遂げようとするとき、その喜びについての誘惑的な思考に浸ってはならない。さもなければ冷静さを失うだろう」ということを意味している。
 思考をうまくコントロールすることは、絶え間ない注意力を必要とする。例えば、ゴルフのようなスポーツで各ショット間の待ち時間が長すぎるというような問題を抱えたとき、燃え尽きないためには集中力のペースを保つことを学ばなければならない。
 私は、よくゴルファーに視覚的な比喩としてアコーディオンを思い浮かべてもらう。各ショットの後、アコーディオンのようにぐーんと伸びてリラックスして、それからまた集中力を高めるのに気持ちを引き締め次に向かうのである。

『「ゾーン」はここだ!』
マイケル・ラーデン

-タイチーめも-
競技中を生き抜く

実際の戦闘でも、競技でも、勝利する直前というときには、ついつい誘惑的な考えが飛来することがありますよね。
それで、最後の最後で逆転負けしたりすることもあります。/(^o^)\

武術には、これをいさめるために「残心」という教えがあります。

心を残す、という意味です。

これには「ちゃんととどめを刺す→確認する(もう一度刺す)」と、戦国のころの作法に則った具体的なものから、「相手を打ち倒しても、相手はまだ機能を停止したとは限らない、なので気を抜かない」といった心構えの教えまであります。

どの教えにも共通していることは、「終わりまでは終わりではない」ということです。
物事を成し遂げようとした、最後の瞬間、油断すると足元をすくわれてしまいます。

心はそこに留めてはいけませんが、残すのはよい…、このあたりのニュアンスは難しいですね。
実際の教室で体験してもらうのがよいでしょうね。

お待ちしてま〜す!\(^o^)/

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