幸せではないと思う、イライラしてしまう、そう思ってしまうのは自分の中で何をしていいのか、何を目指すべきなのか分かっていないことが大きな原因です。僕にもそういうことがあります。生き生きと輝くためには、まず目指すべきものを探すことから始まります。
ただ、正直に言えば、他人は何が答えかは分かりません。数学なら答えが出るでしょう。1+1=2のように、絶対的な答えを誰でも出せます。でも、その人の中から出てくる迷いや悩みの答えを、他の人が出すことはできません。
本人がどうしたいのか、本当のところ他人には分からないからです。そんなときに、「なぜ?」「どうして?」と自分に問いかけていくと、必ず自分の中に答えが出ます。間違いなく出ます。そうやって質問を重ねていくと、実はたいした問題ではないこともよくあります。
『松岡修造の人生を強く生きる83の言葉』
松岡 修造
-タイチーめも-
「答えは自分の中に全部ある」
まず最初に大事なのは、自分の主人は自分であること。
つまり自分の一番のファン、しかも大ファンは自分自身であることをしっかりと知ることが大事なんではないでしょうか。
陳氏太極拳には「理が不明なら明師にたずね、道に迷ったら良き友を訪ねよ」という拳諺(武術のことわざ)がありますが、これはあくまでも「志を持った」自分がしっかりとある人向けの言葉です。
しっかり自分自身と向い合って、一体何をしたいのか、どうありたいのかを見つめることは非常に重要です。
そうしたことを続けていると、自分の目指したいものが「志」として現れてくるように思います。(^ω^)
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